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ドライブ九州!おすすめ日帰り旅行スポット

一つの地方でありながら、七つの県それぞれに違った表情を持つ九州には、車で訪れてみたい魅力的なスポットがたくさんあります。ここでは福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、すべての県ごとに日帰りで行けるおすすめのドライブスポットを紹介します。

まず何処へ行こうか?と迷ったときはこの記事を参考にしてみてください。

志賀島(しかのしま)は玄界灘に浮かぶ小さな島です。福岡市東区に位置し、島とはいいながら砂州によって九州本土と陸続きとなっている、全国でも珍しい陸繋島(りくけいとう)です。そのため志賀島へは、砂州の上に敷かれた「海の中道」を通って車で直接アクセスができます。

海岸線を臨みながら島を一周したり、休暇村志賀島で温泉に浸かったり、新鮮な魚介類を使った海鮮料理に舌鼓を打ったり、美しい夕日を眺めたり…海と親しみながら、いろいろな楽しみ方が出来る島です。また志賀島は、国宝である「漢委奴国王」金印が出土した場所としても知られています。

歴史に興味があれば、出土推定地である金印公園を訪れてみるのも良いかもしれませんね。

虹の松原は唐津市に位置し、唐津湾の沿岸に長さ約4.5km、幅500mに渡って広がる松林です。日本三大松原のひとつに数えられており、海岸線に沿って続く眺めは見事です。

虹の松原の歴史は17世紀の初頭にさかのぼります。肥前唐津藩の初代藩主である寺沢広高が、海岸の防風や防砂のために植林をしたのがその始まりだといいます。虹の松原の松はクロマツで、その数は約100万本にも及びます。

海風の影響で枝が曲がっているのが特徴で、これらの松が青い海原と白い砂浜に沿って、虹のような弧を描いています。近くの鏡山展望台にのぼればそんな風景が一望できます。唐津城跡などのスポットも併せて訪れたり、名物の「からつバーガー」を味わったり…楽しみ方はたくさんありそうですね。

九州の西の端に位置する平戸(ひらど)は、日本本土の最西端ともされている場所です。平戸市の中心部は平戸島という島にあり、九州本土との間をつないでいるのが平戸大橋です。平戸大橋は1977年に開通した、全長665mの吊り橋で、赤く塗られた美しい橋は周辺のランドマークとなっています。

天気の良い日なら、橋の両側のたもとにある平戸公園、田平公園に車を停めて、青い空と赤い橋の雄大なコントラストを是非眺めてみたいところです。

また、平戸島と隣の生月島(いきつきしま)を結ぶ生月橋もなかなかの見ものです。こちらは1991年開通、全長960mのトラス橋で、水色のちょっと変わった形のトラスが目立っています。

橋から眺める渦潮は迫力満点。すぐ近くの生月大橋公園には道の駅もあって、ドライブで立ち寄るには最適な場所です。

国東(くにさき)半島は、大分県の北東部に位置し、周防灘に面した丸い形の半島です。岬と入り江が連なったリアス式海岸が特徴で、海岸線をドライブすると次から次へと絶景が現れます。

半島の北の端に突き出た「香々地(かかぢ)長崎鼻」と呼ばれる一帯は、海水浴場、レストラン、キャンプ場などが揃った大分県有数のアウトドアスポットです。春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスと、季節ごとに美しい花が咲く場所でもあります。

同じく半島の北端付近、長崎鼻より東側の権現崎の近くにある「道の駅くにみ」では、特産のタコや姫島車エビをはじめとした魚介類や、地元産のミカンやメロンなどの果物が楽しめます。目の前の姫島をはじめ、さらに彼方に見える山口や四国の島々など、ここから眺める海の風景も素晴らしいの一言です。

熊本県といえば、まず思い浮かぶのが阿蘇ではないでしょうか。阿蘇山は通称「阿蘇五岳」と呼ばれています。これは、根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳といった五つの岳を総称した名前で、実は阿蘇山は一つの山ではないのです。

阿蘇五岳を眺める絶景スポットが「大観峰(だいかんぼう)」。連なる山が涅槃仏(ねはんぶつ…横たわった形の仏像)に見えるところからその名が付いたのだそうです。また、烏帽子岳の北側に広がる草原「草千里ヶ浜」はもともと火口の跡でした。

ここでは目の前で噴煙を上げる中岳や、中央にある大きな池、放牧された馬など、阿蘇を代表する風景を見ることができます。阿蘇方面へ大分県側からアクセスするなら是非「やまなみハイウェイ」。由布岳や九重連山といった山々を縫って走る絶好のドライブコースです。

南国の風情あふれる宮崎県。中でも代表的なドライブスポットが日南(にちなん)海岸です。宮崎市から海沿いを南下していくとやがて日南海岸にさしかかります。青い海と緑の草木を眺めながら走る道は爽快です。海岸線の途中には立ち寄りたくなる場所が点在しています。

まずは青島。ここの海岸には波状になった岩が広がっており、「鬼の洗濯板」と呼ばれています。そして堀切峠。峠といいながら道はなだらかで、日南海岸の中でも有数の絶景ポイントとなっています。さらに南へ南へと進めば、都井岬にたどり着きます。

真っ白い灯台がシンボルの都井岬には御崎馬(みさきうま)という日本在来の馬が生息しており、目の前で草を食べたりする様子を見ることができます。

鹿児島県には二つの大きな半島があります。日本本土最南端の佐多岬を擁する東側の大隅半島、そしてもうひとつが西側の薩摩半島です。薩摩半島を南へ下っていくと、その先端が長崎鼻という岬です。浦島太郎はここから竜宮へ旅立ったとも言われ、乙姫様をまつった龍宮神社もあります。

彼方にそびえる綺麗な円錐形の山が、別名「薩摩富士」とも呼ばれる開聞岳(かいもんだけ)。また近くには、幻の怪獣「イッシー」で有名な池田湖があります。水深233mのカルデラ湖で、濃い青色の澄んだ湖水が特徴です。

このエリアには他にも、砂むし温泉で有名な指宿温泉や、JR日本最南端の駅として知られる指宿枕崎線の西大山駅など、見逃せないスポットがいくつもあるので、是非立ち寄りたいですね。

海に囲まれた九州には、美しい海岸線や複雑な地形など、車ならではの楽しめる場所がたくさんあります。またいくつもの山がそびえる九州には、山を縫って走る快適な道路や山を眺める絶景スポットも数々あります。そして豊かな海産物や農産物は、食べる楽しみも与えてくれます。

このように、九州をドライブする醍醐味は、自然に親しみ、自然を楽しむというところにありそうですね。まずは気軽な日帰り旅行で訪れてみてください。

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